犯人の正体と最終回の結末は?漫画『めぐる未来』あらすじ・ネタバレ解説!

全5巻完結の名作『めぐる未来』犯人の正体と最終回での結末は?あらすじ・ネタバレ解説 マンガ・アニメ
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漫画『めぐる未来』各巻のあらすじ(ネタバレ注意)

漫画版『めぐる未来』各巻のあらすじ(ネタバレ注意)

『めぐる未来』は未来めぐるの夫婦愛を軸に展開します。
未来が過去に戻ることで少しずつ真実に迫りながらも、選択の難しさとその影響に向き合うストーリーが緊張感を伴いながら描かれています。
ここでは、各巻の主要な展開を物語の本質を含めて紹介します。

第1巻:未来の能力とめぐるの死

めぐる未来 1巻

めぐる未来 1巻

感情を表に出さない夫・未来は、明るく無邪気な妻・めぐると幸せに暮らしていた。だが、未来は妻にも秘密にしている、感情の起伏によって【過去に戻ってしまう病】を抱えていた。そんなある日、未来のもとに不審な電話が…。そして3日後、妻が死亡したことを知らされる。感情が爆発して過去に戻った未来は、妻を救うために行動するが…。夫婦の未来をめぐるタイムリープサスペンス開幕!!

襷未来の静かな日常は、最愛の妻・襷めぐるの突然の死によって一変します。

2022年6月16日、職場の階段から転落し、帰らぬ人となっためぐる
その事実を前に、深い悲しみと絶望に打ちひしがれる未来

しかし、その感情の高まりが彼の体に眠る特殊な能力を目覚めさせるきっかけとなります。

「過去に戻る病」と呼ばれるこの力は、感情が一定以上高まることで発動し、未来を自らの意思とは無関係に過去の特定の時間へ送り返します。
目が覚めた未来は、めぐるが亡くなる3日前、6月13日に戻っていました。

自分に与えられたこの奇妙な能力の意味を理解しきれない中、「過去を変えればめぐるを救える」と信じた未来は、彼女の死を阻止するために行動を開始します。

しかし、彼が突き止めたのは、めぐるが単なる事故ではなく、何者かに命を狙われていた可能性。
さらに、彼女の職場では、複雑な人間関係や解決されていない問題が渦巻いていることが判明します。

タイムリープを繰り返し、過去を変えようと奔走する未来でしたが、現実は彼の期待通りには進まず、努力の果てに何度も壁にぶつかることになります。

「過去を変える」という行為がどれほど難しいのかを痛感する中、未来は次第に、自分の力の限界を知りながらも前に進むことを選びます。

めぐるを救いたいという強い思いが、未来を突き動かし続ける一方で、彼の心には葛藤や不安が重くのしかかります。

第1巻では、襷未来が抱える特殊な能力の詳細と、それが引き起こす影響を丁寧に描きつつ、めぐるの死に隠された謎を明らかにする重要な部分を含んでいます。
未来の行動がどのように展開し、過去を変える試みがどんな結末を迎えるのか。
物語の緊張感が一層高まり、読者を深く引き込んでいきます。

第2巻:新たな協力者と襲撃の影

めぐる未来 2巻

めぐる未来 2巻

感情の起伏を引き金に過去に戻る病を抱える夫・未来は、何者かの手による妻・めぐるの殺害を防ぐために時を巡っていた。三度過去に戻った未来は、前回までとは行動を変え、めぐるの同僚・四季村に協力を仰ぐが…。

襷未来は、めぐるの死の真相に迫る中で、妻の同僚・千支ゆりかに助けを求めます。

未来の必死な訴えを聞いたゆりかは、半信半疑ながらも協力を申し出ます。
彼女の支えを得た未来は、より積極的に行動を起こし、めぐるの周囲で起きていた出来事を深く掘り下げていきます。

未来は、めぐるの職場での人間関係に潜む問題や、彼女が抱えていたトラブルの存在に気付きます。

職場内での軋轢や不穏な空気、そしてめぐるが関わっていた案件にまつわる謎。
そうした状況を浮き彫りにする中で、未来は不審な人物の影がめぐるの周囲を漂っていることを確信します。

ゆりかとの協力で、職場の階段から転落する事故を未然に防ぐことに成功した未来
しかし安堵したのも束の間、自宅に戻っためぐるは「黒いパーカーの男」に襲撃されてしまいます。

この出来事により、未来はタイムリープを通じてめぐるの死を回避するだけでは根本的な問題を解決できないことを痛感します。

物語の緊張感が増す中、未来めぐるを狙う「犯人」が何者で、なぜ彼女が標的となったのかという核心に迫る糸口を掴み始めます。
タイムリープの連続に伴う絶望と希望の交錯が、さらに深みを増していきます。

第2巻では、未来の行動による「過去の改変」が引き起こす新たな結果や、事件が単なる偶然ではなく、誰かの意図によるものだという確信が強調されます。また、ゆりかという協力者の登場によって物語の視点が広がり、未来の孤独な戦いに一筋の光が差し込む描写が加えられています。

第3巻:母との対話と新たな謎

めぐる未来 3巻

めぐる未来 3巻

感情の起伏を引き金に「過去に戻る病」を抱える夫・未来は時を繰り返し巡り、妻・めぐるの殺害を阻止することに成功したが、犯人を捕まえることはできなかった。未来は再び迫る危機に備え、自身の病を制御するために、母に連絡を取るが…。そして、新たな悲劇が夫婦を襲う――。

襷未来は、新たな時間軸で、自身の「過去に戻る病」について母親・襷育子に助言を求めます。

育子は、この病が感情の高まりを引き金に発動するものであり、完全にはコントロールできないことを説明します。

また、発動にはある程度の法則性があり、それを理解することで、タイムリープをある程度予測できる可能性があると語ります。

育子はさらに、「めぐるに真実を伝え、能力のことを話すべきだ」と助言します。

未来はその言葉を受けて、めぐるに自分の病気とタイムリープ能力について告白する決意を固めます。
しかし、その矢先にめぐるが失踪するという事態が発生します。

未来は妻の行方を追う中で、GPSを頼りに河川敷へと向かいます。
そこで発見したのは、めぐるが身につけていた所持品が詰まった黒い袋。

さらに、謎めいたメッセージを受け取った未来は、指定された建物へ向かいますが、そこには炎に包まれた現場が広がっていました。

現場からは焼死体が発見され、それがめぐるだと知った未来は深い絶望に沈みます。

再び過去へ戻らざるを得ない状況に追い込まれる未来

この出来事を通じて、「犯人」の影がますます明確になり、事件の背後にある意図や動機を少しずつ掴み始めます。

しかし同時に、過去を変えようとする行動が新たな悲劇を引き起こす可能性に気付き、タイムリープを繰り返すことへの恐れと苦悩も抱え始めます。

第3巻では、物語のミステリー要素が一層際立ち、未来が「犯人」の存在を強く意識し始める展開が描かれています。また、育子との対話を通じて、未来の能力に関する新たな知見が示され、タイムリープというテーマにさらなる深みが加えられます。物語の核心に近づく中で、未来がどのように行動し、どのような選択をするのか、緊張感が高まります。

第4巻:暦亘と阿頼耶清美の過去と復讐の理由

めぐる未来 4巻

めぐる未来 4巻

感情の起伏を引き金に【過去に戻る病】を抱える夫・未来は、妻・めぐるに自身の病気を打ち明け、協力して犯人に立ち向かうことになった。かつてめぐるが死亡した現場で、犯人と対峙した夫婦が迎える’未来’とは…。

タイムリープを重ねる中で、襷未来は「黒いパーカーの男」の正体が暦亘(こよみ わたる)であることを突き止めます。
同時に、彼の妹である阿頼耶清美(あらや きよみ)が復讐に協力していることも明らかになります。

未来は、彼らがなぜ自分を標的にしているのか、その理由に迫ります。

15年前、未来は自身のタイムリープ能力を使い、マンションの屋上から落下して死んだはずの男性を救いました。
この男性こそ、暦亘と阿頼耶清美の父親でした。

しかし、未来の善意から生まれた行動が悲劇の始まりとなります。
父親は家庭内暴力をさらにエスカレートさせ、亘・清美兄妹の母親はその暴力に耐えきれずに命を絶ちます。

これによって、兄妹は深い苦しみと絶望を抱えた人生を送ることとなります。

亘は、「未来が父親を助けたことで自分たちの人生が壊れた」と信じ、未来への復讐を誓います。
一方で、清美は兄に従いながらも、彼らの行動に迷いや疑念を抱いています。

彼女の心には、復讐という手段が本当に正しいのかという葛藤が常に存在しており、その複雑な心情が物語に緊張感をもたらします。

未来は、亘・清美兄妹の行動が自分の過去の選択に起因していることを知り、深い罪悪感に苛まれます。
しかし、彼はめぐるを守るために戦い続ける決意を新たにします。

兄妹の背景と動機が明らかになることで、物語はより重層的なテーマを帯び、クライマックスへと向かいます。

第4巻は、亘・清美兄妹の過去と復讐の理由が丁寧に描かれ、未来が彼らと対峙する準備を整える重要な巻です。未来の善意が他者の人生にどのような影響を与えたのか、その責任と向き合う姿が深く掘り下げられるとともに、復讐の連鎖を断ち切ることの困難さが浮き彫りになります。

第5巻(最終巻):未来の最終決断と新たな未来

めぐる未来 5巻

めぐる未来 5巻

感情の起伏を引き金に【過去に戻る病】を抱える夫・未来は、妻・めぐるを救うために時を巡り、会社内の犯人を暴くも凶刃に倒れてしまう。生死をさまよう未来は、めぐるの必死の呼びかけに応えるが…。夫婦の未来をめぐるタイムリープサスペンス、堂々の完結。

暦亘と阿頼耶清美の復讐が頂点に達する中、襷未来は最愛の妻・めぐるを守るため、最後のタイムリープを決意します。

15年前の過去に戻った未来は、亘・清美兄妹の人生を一変させる選択を迫られます。

未来は、かつて助けた兄妹の父親を救わないという選択を下します。

この選択によって、家庭内暴力は未然に防がれ、母親の悲劇も回避されます。
結果として、暦亘と清美が未来を憎む理由そのものが消滅し、亘・清美兄妹は平穏な人生を歩むことができるようになります。

新しい時間軸では、未来めぐるが異なる形で再会を果たします。
以前の時間軸での出来事や関係性がすべてリセットされた中、未来は新たな出発を切ることを選びます。

彼は、以前とは違う性格や境遇を持つめぐるを受け入れ、再び絆を築き直していきます。

物語は数年後、未来めぐるが家庭を築き、赤ちゃんを抱いて穏やかな生活を送る場面で幕を閉じます。
未来の「亘・清美兄妹の父親を救わない」という選択によって、悲劇的な連鎖は断ち切られ、新しい未来を築くことができました。

第5巻は、タイムリープというテーマを通じて「過去への執着」ではなく「未来への選択」を描いた感動的な結末を提供します。物語の核心となる「善意の影響」と「選択の責任」がすべて回収され、読者に深い余韻を残すフィナーレです。未来が下した選択は、単なる解決策ではなく、彼自身の成長と物語のメッセージそのものを象徴するものとなっています。

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